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+-- ジンクス --+ | |||
グラバー園
に行く。ここには昔長崎に住んでいた外国の方の家がたくさんある。
その一つが、園の名前にもなっているグラバー邸。
安政6年(1859年)に来日したトーマス・ブレーク・グラバーさんはイギリス出身の企業家で、
貿易業を営むかたわら日本の近代化に大きく貢献したんだとか。 さて、ここグラバー園には一つのジンクスがある。 「園のどこかに二つだけあるハート型の石畳を見つけてそれに触ると恋が成就する」 というものだ。まあありがちなお話。お約束ですわな。そんなもんこの広い園内で見つけるのは かなり根気が要るし、何より、男一人で下を見ながらきょろきょろ探すのもアホくさい。だいたい その手のジンクスに本当に効き目があるなら世の男女は苦労しない。と、それを言ったらおしまい なのだが。ともあれ、俺はハートの石畳は探さずに、普通に観光することに決めた 園内順路も佳境に入り、ここはグラバー邸前。長崎湾を望む公園には控えめな花々が咲く。 眼前の美なる洋館に、心ならぬカメラを奪われていたその時、こんな声が耳に飛び込んできた。 「あーやったぁ!見つけた〜!」 「ねえねえ触っとこうよ〜」 ・・・。 「やだ〜ちょっと恥ずかしいよぉ」 「いいじゃない、ほら〜」 ・・・。 「ペチャクチャペチャクチャ」 「ガヤガヤガヤガヤ」 ふ〜ん。あそこにあるんだ。へ〜。・・・。 いや。ついね。つい。 グラバー邸
飛行機雲
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