今までで一番印象に残ってる星空は

やっぱ屋久島かなぁ。

そりゃ確かに中国の桂林とか

インドのブッダガヤとかもきれいだったよ。

今夜の空を三分割して

この3つの星空を横に並べて客観的に見たら

もしかしたら一番きれいなのは

屋久島じゃないかもしれない。

でもやっぱり

一番“印象に残ってる”空は

屋久島だなぁ。

それも在島最後の夜のやつ。

やばかったなぁ。あれは。

ずっと見てると

星の周りの黒のべた塗りのところが

どんどん黒くなってくんの。

で、それに合わせて星が

近づいてくる。

目が慣れてくるせいかなぁ。

星がだんだん増えてくるようにすら

見えるんだよねぇ。






















あぁ

これが星が降ってくるってやつだ






















精神的な作用が大きかったんだと思う。

ちょっとしみじみしたい気分だったんだな。

島にいた4日間

いろんな木の下に立って

いろんな海を見て

いろんな人に逢った。



明日にはここを出る。



そういう気分が

星空の意味を変えたのかな。







あの空がきれいに見えたのは

海とか木とか人のおかげ。





































あぁ、そうか





































あの時きれいだったのは、星空じゃなくて





俺自身。





島の風が吹き抜けた後の





俺の心だ。





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