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海外を旅行する場合(国内でももちろんそうだけど)そこに住む人々との コミュニケーションは避けて通れない要素となる。はなっから詐欺目的で 近寄ってくるような連中は別にして、そういった外国の人々との会話をスムーズに はずませることは、その土地の印象を良くし、結果的に旅全体の質を向上させる のに大いに役立つだろう。そして何より、旅先で人と仲良くなること、友達を 作ることは、単純に楽しいものだ。


ここでは、人と話しをするときに一つの重要なポイントとなる(と俺は思う) 「つかみ」についての体験を書こう。すなわち、いかに相手の興味を自分に ひきつけるか。会話の第一歩である。


インドでのこと。旅も後半に入り、ヒンディーも少し覚えてきた。いやほんとに少し。3,4単語だけど。


おじさん「あんたヒンディーしゃべるのか」
「トラトラ」
おじさん「お〜、トラトラ!はっはっは!」
「うん、トラトラ!はっはっは!」


みたいな。

「トラトラ」とは「ちょっと」の意味。 インドでは観光地であれば英語でほとんど通じる。しかし 英語以外の現地語(一番話者が多いのはヒンディー、他にも 地域ごとにベンガリーやテルグ語など。インドはやたら言語が多い) を話すと、みんなとても喜んでくれる。


同様にフィリピンでも英語が通じるが、タガログ語というれっきとした 土着の言葉がある。例えば日本では男性の名前としておなじみの「MASAYA・マサヤ」 は、タガログ語では「幸せ」「Very Happy」という意味だ。


こんな感じで、その国や地域の言葉を話すと、そこに住む人たちは ちょっとこちらに興味を示してくれる。挨拶+αぐらい覚えておいて 損は無い。日本で町を歩いてて、外国人が大阪弁で話し掛けてきたら、 おっ、って思うでしょ?それと同じ。 タガログ語でいきなり「はっぴー」とか話し掛けてくる東洋人に 興味を示さないフィリピン人がいるでしょうか?いないでしょう?(若干変人)。 これで「つかみ」はばっちり。コミュニケーションとは最初が肝心なのである。

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