「BECK」。バンドのお話。描いているのはハロルド作石。「ゴリラーマン」の人だ。
以前たまたま深夜テレビ(テレビ東京で水曜25:30〜)で見かけて以来、気にはなっていた。昨晩友人宅で初めてマンガを手に取ってみたら、明け方5時まで止まらなくなった。おかげで今日も寝不足である。
カンボジアのシェムリアップにも、ある。一番有名なのは「タケオ」というゲストハウスで、ここはもう日本人しか泊まっていない。日本語のマンガや文庫本が大量に並び、レストランのメニューや壁の注意書きなど全て日本語である。
好き嫌いは分かれると思う。日本語がある程度通じるというのはやっぱり安心だし、安全面でも比較的水準が高い。でも、わざわざ海外にまで来て日本人に囲まれるのは厭だ、という人も中にはいる。
俺はどちらかと言えば後者のほうか。宿にもよるが、タケオに関してはどうも雰囲気になじめない。日本人のバックパッカーたち(だいたい似たような髪型、服装、価値観をしている)がわらわら集まって、わいわいやっているその輪の中に、どうも入っていきづらい。一緒に飯を食ったり、観光に出かけたりなんかはとてもできない。もともと初対面の人と話すのは苦手な方だが、それだけではない気がする。
はっきりとした理由を書きたいところだが、うまく言えない。別に彼らを否定するわけじゃない。嫌いでもない。たぶん話せばいい人ばかりだと思う。でも、・・・。
シェムリアップを訪れる方は、一度泊まってみるといい。そして感想を聞かせてほしい。別に共感してほしいわけじゃないけども、あの雰囲気は独特だ。
たいした写真じゃない。タイの路地で、暇に任せてシャッターを切った。上手くもないし、思い入れもない。
機材は揃っていた。一眼レフ一台に、レンズが三本。広角から望遠まで対応できた。フィルムは10本以上。それもリバーサルと呼ばれるめっちゃいいやつ。でも結局、荷物になっただけだった。
いつも思うことだが、カメラを構えるといろんなことが歪んでしまうような気がする。存在感とか、被写体との距離とか、なんかそういうもの。撮ることで、何かを損なってしまうような気がして、びびる。
アオイな。きっとまだガキなんだ。もしかしたら、そのうち割り切れるようになるのかもしれない。でもそうなっても、割り切れなかった時期があったってことを、忘れずにいたい。
今回もまぁ、いろいろあった。そのうち旅行記に書こう。でもその前に現行のインドシナ旅行記を完結させる必要がある。前回のインドシナと今回のカンボジアには連続性があるから。
しかしあれだ、例のとおり、現実ってのは容赦ない。世間があっという間に俺を飲み込む。例えば携帯電話の電源を入れる瞬間。友人、サークル、バイト、迷惑メール、えとせとらえとせとら・・・。少しうんざりする。
でも考えようによっては、それがあるからこそ、旅行者にもなれるわけだ。帰るところがあるからこそ、気楽に海外なんかにいけたりするわけだ。それがうれしかったりもする。
さて、明日からまた、日常が始まる。気が狂うほど、まともな日常。
いやー楽しかった。今回のライブはみんな冴えてました。追いコン全体として成功だよ、あれは。打ち上げも楽しかったしね。本気でやったからこそ打ち上がるわけですから。これで心置きなく旅立てるというもんです。
バンドも成功しました。あれは成功でいいでしょう。ねぇ?>バンドメンバーのみなさん。
練習とライブはぜんぜん違った。みんなてんぱってたけど、高揚感があったね。緊張感と。もっと場数を踏みたい。レパートリーも増やしたい。
しかし唄い終わった直後のあの脱力感きたら。達成感もあった。でもぐったりだった。先日の誕生日サプライズにも近い感覚。満身創痍。のどだけ過労死しそうだ。でも快感。5人で一つの音をつくる。一体感。
いやーバンドはやめられねえ。
で、今午前3時なわけですよ。打ち上げ後、入ゼミ志望書を書き上げ、今から荷造り。明日は朝6:20のバスで成田へ。あー寝たら起きれない。きっと起きれない。荷造りがめんどうだ。最近ブログが適当になってきた。まあいい。あぁ酒が残ってる。
27日に帰国します。では。
使ってみたわけですよ、昨日のバンド練で。そしたらもう、ぜんぜん違う。前のがしょぼすぎたってのも確かにあるけど、それを差し引いてもやっぱいい。
まず音の入り方ね。何というか、ボーカルの声だけを選び取って吸収してくれているかのような。あたかも自分の声がマイクに一直線に向かっているような錯覚。それから音質ね。臨場感のある音。しかもわれない。練習のときはいつもスピーカーの横のポジションにいるドラムのやつ曰く「たかとが横にいるみたい」。
今日も練習。明日ライブ。歌いすぎで若干のどが痛い。おとといカラオケなんか行くんじゃなかった。。
中古で安いの買うっていう手もあったんだけど、結局新品にしました。別に人の唾や手垢が気になるとか、きずがいやだとか、そんなんじゃないです。そういうのは気にしない性質であります。
なんていうか、なんとなく。どうせなら新品、みたいな。せっかくだから。んーぜんぜんよくわかんないね。
知ったかぶりな話をすると、やっぱね、マイクってすごくデリケートなわけですよ。よくテストテストとか言って叩いてる人いますよね?こつこつ、って。あれ厳禁ですよ、本当は。一回落としたりしただけで音が変わっちゃうような、そういうもんなわけですよ、マイクって。
それを考えると、やっぱ使ってみたいじゃないっすか、新品のマイク。まだ何のダメージも劣化も受けていない、100%全盛期のマイク。それがSM58であればなおさら。
そんなわけで、五日後にサークルの追いコンを控えた今日、買いました。使用後の感想はまた後日。
今自分含め友人間でボードゲームがおおはやりなわけです。深夜に集合して朝までボードとにらめっこしてる姿なんかはもう「え?ここ雀荘?」みたいな感じなわけです。モノポリーにいたっては先日公式ページ(in English!)をお気に入りに登録しちゃったほどです。
で、この間、我々は二つの新たなボードゲームを入手することに成功しました。その名も「Catan」そして「WARUMONO」。
個人的におすすめはWARUMONO。ボードゲームにおいてこれ程のかけ引きと知力戦を実現していることに、正直驚きを隠せない。勝敗の決定要因として「運」の重要度が極端に低い。我々はモノポリーにおける「運」の持つ重要性を、ルール改正などによって低下させるよう努力してきたわけだが、WARUMONOにおいてその心配はない。
しかしゲーム上での戦略の重要性という意味では、Catanも負けてはいない。プレイヤーは開拓者だ。新天地カタン島に自らの国を築け。道、家、町の建設、プレイヤー間での交渉、そして貿易。君はカタンの覇権を握れるか!?
もうね、人生ゲームとかやってる場合じゃないよ。あれはただのすごろく。いつもモノポリーの下に入ってるけど、誰も目もくれない。もっと頭使うゲームしようぜ。
約一週間前から始まった打ち合わせ。深夜におよんだ作戦会議。決行直前、実行班5人で組んだ円陣。合鍵を持って友人宅に忍び込んだときの、あの高揚感。
明らかに、一人の男の誕生日としてそれは明らかに、度を越えていた。作戦のスケール、それにかかる手間、あまりにも綿密な段取り、参加人数…。どれを取っても、未だかつて聞いたことのないような誕生日企画だった。自己満足と言われてもかまわない。実際一番楽しんでいたのは俺たちだった。でも、彼だからこそ、俺たちは熱くなった。自分が祝われたことよりも、それによってみんなが楽しんでくれたことの方を喜ぶ、そういうやつだった。
たぶん俺は一生忘れない。くさい言い方だけど、たぶん本当に忘れない。あの一体感、わくわく感、牛角、おにごっこ、モノポリー…。全部だ。忘れられるわけがない。俺たちは、あぁなんだろう。言いようもない。俺たちは…。
そして退屈な日常が戻ってきた。
Rのサプライズ、お疲れさん。あれってサプライズの領域を超越しちゃったよね・・・でもとってもおもしろかったよ。
退屈な日常は…楽しい毎日にすることもできる。早速明日夜、学年末お疲れモノポリー☆ってHちゃんが言ってたよ。もしかしたら飲みとかになっちゃうかもって。退屈な毎日を楽しくするべく頑張っちゃえばいい。
Posted by tama 3/9
おもしろかったっしょ?俺もおもしろかった。tamaよりおもしろかった自信あるね。
今日これからそのモノポリー。マジで大ブームだね。熱いよあのゲーム。みんなやろーぜ。
Posted by たかと 3/9
撮影tama。2005年3月1日、青部屋にて。
みんなありがとう。
おめでと〜!いい笑顔だ(^o^)/ホントに幸せものめぇ・・・(笑)
Posted by かのー 3/4
ありがとうございます!ふつうにいい写真ですよね。セルフタイマーでフラッシュはたかずに撮ってたと思います。
Posted by たかと 3/4
30分後、絡まりあったTシャツやら靴下やらを取り出しているところに、清掃のおばちゃんが来た。
「天気がいいねぇ」
以前にも顔を合わせたことがある。60歳近いだろうか。背が小さい。口に大きなマスクをして、両手にバケツやモップを下げている。
「もう3月ですから。春ですね」
俺は機嫌が良かった。世間話が始まった。
「卒業は?」
「今日は午後からなんです」
「午後から?今日卒業なの?」
「え?あ、いや、授業が午後から」
質問が唐突だったのと、ひどい訛りのせいで聞き間違えた。
「何年生なの?」
「今2年です。」
「あそう」
おばちゃんは洗濯機の後ろでトイレのドアを開け、ブラシで便器をこすり始めた。
「ここいくらなの?」
「部屋ですか?1万2,3千円ですかね。安いですよね」
「ふぅん。お兄ちゃんバイトしてんのかぃ?」
「はい、結婚式場で」
「けっこうもらえるでしょ。いくら?時給」
「1000円です」
嘘をついた。3ヶ月前に昇給して、今は1100円もらっている。
「あぁー、そう。」
俺の顔を感心したような、うらやむ様な目で見上げて、半ばため息混じりにうなずきながらおばちゃんは言った。
「これなんか700円いかないんだよぉ。月8万稼ぐの容易じゃないんだから」
「はぁ。それってあれですか?大学から出るんですかね?」
「ああ」
「けちですね」
さも大学側を批判しているかのような調子で、俺はうなずきながら言った。ハンガーにかけたTシャツを窓辺に干しながら、「低賃金労働者」という単語を思い浮かべて、消した。
「きれいになったっぺ」
「いつもありがとうございます」
おばちゃんがドアを開けて見せたトイレは、実際白くきれいだった。お礼の台詞は本心から出た。
「お兄ちゃんどこに住んでんの?」
「あ、ここです」
「331な。息子によ、トマト作ってんのがいんだ」
「とまと?」
「トマト。今度持ってきてやっから。まだこんなにちっちゃいんだけど。大きくなったら。」
「本当ですか?助かります」
また少し嘘をついた。トマトをもらっても俺は少しも助からない。自炊はまったくしないから。むしろ処置に困るぐらいだろう。でもうれしかった。
「ありがとうございます。あれ、でもトマトって季節はいつなんですか?」
「4月ぐらいかな」
「4月か。俺引っ越しちゃうんですよねぇ。3月中はいるんですけど」
「あそう。じゃあ早めに持ってくっか」
「あの、もしいなかったら、ドアの前にでも置いといてください」
「あぁ。そこにかけとくから」
ドアノブを指差して、おばちゃんは言った。
「煙草、吸われますか?」
ポケットからPeaceのライトを取り出して訊いた。
「仕事中はな、おこられっちゃうから。これあげよっか」
おばちゃんはポケットからごそっと俺の手に何か握らせた。大根しょうが味ののど飴だった。四つも。そういえば、前に話したときは黒飴だったっけ。
「ありがとうございます」
遠慮なくいただいて、ポケットにしまった。
いくつかの理由で航空券はバンコク往復しか取れなかった。そこで、カンボジアへは陸路で入ることにした。タイ−シェムリ間はバスで丸一日かかるから、シェムリ滞在は正味一週間程度。
短い…。
本当はもっと滞在したかった。時間がゆるせば一ヶ月でも二ヶ月でも。しかしサークルやら引越しやらで3月が意外と忙しく、この日程になった。夏に行ったときは2週間の滞在だったが、それでももっといたいと思ったものだ。あれの半分かと思うと想像しただけで心が残る。おそらくこの訪問が終わればしばらく、もしかしたら死ぬまで、あそこを訪れることはないだろう。なんて言ってしまうのは無責任か。
豚は大きくなっているだろうか。男は変わっていないだろうか。子どもたちは俺を覚えてくれているだろうか。
結成して半年ぐらいたったかなー。メンバーの一部がここを読む可能性があることを承知で書くけど、ぶっちゃけレベル的にはへなちょこですよ。自分含め、どのパートも。俺が客だったら下手くそって思うよ、きっと。その程度だ。
まだ、ね。
ぜったいもっとうまくなる。みんな。
震えがくるような一体感を。