「サリサリ」というのは「種種の、雑多の、何でもあり」の意味。サリサリストアとはフィリピンのコンビニみたいなものである。もちろん、フィリピンに日本のようないわゆるコンビニが無いわけではない。Study1でも述べたように、都市部にはビルもあればスタバもあればマクドナルドもあって、先進国の町並みと変わりはない。
しかし
一歩田舎へ踏み出せば様子は一変。ビルは平屋に変わり、片側3車線の大通りは車一台がやっとの土道に変わり、そしてコンビニはサリサリストアに変わるのである。
食料品から日用品までそろう雑貨屋さん。個人経営の生活密着型コンビニとでも言おうか。見た目のイメージは日本の駄菓子屋さんに近い。
学校帰りに買い食いする子どもたち。立ち話をする大人たち。大人にとっても子どもにとっても、ここはたまり場であると同時に憩いの場でもあるのだ。